利用例
大雪山国立公園内の避難小屋であり、雪解けの7月始め~降雪が始まる9月末の3ヶ月間の現場作業にて整備した施設。短い工期のほか、ヘリに限定される輸送、作業用敷地が狭く、現地の希少植生に配慮することといった制限があったが、従来の工法に比べ工期短縮が可能なBGF基礎及びCLTを使用したことにより、工期内に完成した。BGF基礎の使用により、コンクリートの打設・養生等が不要となり、コスト低減に貢献したほか、木材であるCLTパネルを床、壁、屋根など建物全体に使用したことで森林資源を有効に活用した施設となった。
写真提供:環境省