Gradational CLT
作品紹介
CLTの壁に開口部を設ける事で、構造体として作用する部分と非構造体として作用する部分をシームレスに繋げる事を目的とした壁を提案します。壁に空ける小さな窓(開口部)の大きさや形は、壁が構造体として機能する「力の作用の位置」により決定されます。CLTの壁は仕上げ材で覆われる事が多く木材の持つ質感や厚みを感じる事ができません。「壁(構造体)」と「パーティション(非構造体)」と「窓(開口部)」がシームレスに繋り、どこからどこまでが壁であり、窓であるか曖昧な壁を目指しました。 小さな窓が連続し、その奥に景色が見え、自然光の降り注ぐ空間を作る事に活用できたらと思います。
作品概要
受賞部門 | アイディア部門 |
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受賞年 | 2016年 |
賞の種類 | 審査委員賞 |
受賞者 | 杉山 毅(ナイス株式会社) |