FOLDING SHELL
作品紹介
CLT 木材自体の材料靭性を使用して、折板とシェル構造システムを組み合わせ、「折る、力を加える、アーチにする、拘束する」のプロセスを経て、BOD の3点円柱面で基本形態の高さを決定し、ac を反対に折って AC の着地点を決定することで、さまざまな形態のフリーフォームを形成する。 この提案は、敷地の特質(地形、敷地形状、風と光の変化)および必要な空間の形態とスケール(展示ホール、講演スペース、あずまや、バス亭など)に基づいて変数を制御させて、独自のスペースを自由に作成します。
作品概要
受賞部門 | 設計部門 |
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受賞年 | 2019年 |
賞の種類 | 特別賞(日本CLT協会賞) |
受賞者 | 林 琬晴(國立成功大學・PROTOTYPE STUDIO) 黃敬棠 江垣易(PROTOTYPE STUDIO) |
講評
平面のCLTパネルをアーチ状に曲げ、板材を最も効率的に応力伝達させ、大スパンの木構造を実現させた作品です。シェル形態を折ることと引張ることの両者の加力によって作っているので、空間の開放性や包まれている程度がコントロールできるのが特徴です。将来性があるという点で評価されました。 審査委員からは「構造システムの説明に単位がないので分からないが、日本では成り立たないかもしれません。」「パースでは滑らかに表現されているが、実際は難しいかもしれないが提案として面白いと思います。」とのコメントがありました。