CLT-Geometric-Dome

作品紹介

CLTという規格化及び品質管理が徹底されていて、材料異方性が少なく、それ自体が構造体にも現しにもなるというメリットを活かしたドーム構造による大空間【CLT-Geometric- Dome】を提案する。 CLT-Geometric-Domeは4,000×2,400×270 のCLTパネルを加工し、それら3枚からなる三角形ユニット部材を基準にして構成されており、施工・解体を容易にした循環型社会を見据えた次世代の木造ドームとなっている。 また仕切りのない大空間となるので、展示内容に関してもフレキシブルな対応ができる。

作品概要

受賞部門 設計部門
受賞年 2019年
賞の種類 特別賞(日本CLT協会賞)
受賞者 久木元 大貴(戸田建設(株))
室町 瑛人(戸田建設(株))

講評

三角ユニット部材を基準に構成されたドーム型の展示場、ホワイエなどからなる作品です。天井が高く、耐火建築物への転換ができるという点で評価されました。 審査委員からは「木造として迫力がある。」「リブ型は集成材の方が効率がいいはず。ユニットを決めて厚みを変えていくなど、ライズが取れていればアーチ以外の選択がある。」とのコメントがありました。