CLTのこもれび降るもり
作品紹介
CLTを集めて森のようなパビリオンを計画します。それぞれの場所は高さの異なるトップライトと厚みや大きさの異なる開口によって多様な場所が生まれます。ある場所は奥が暗く奥行きを感じたり、またその隣は明るく感じたりとそれぞれの場所の関係性やCLTの厚みにより奥行きや広がりが多様に感じられるものとなります。大きく開かれた広場のような環境でみんなで集まったり、奥まった静かな環境で読書をしたり、空が近く外部のような環境でCLTに腰掛けコーヒーを飲みながら休み、谷のような環境でアートを見つけながら散策できます。
作品概要
受賞部門 | 設計部門 |
---|---|
受賞年 | 2019年 |
賞の種類 | 農林水産大臣賞 |
受賞者 | 森安 洋幸 水野 貴之 |
チーム名 | mimoa |
講評
現しで仕上げているため、天井、壁の内装仕上げが不要となる長所を併せ持つCLTの特性を活かした、光環境の変化が楽しめる作品です。中をくり抜くという今までにない方法での造形が高く評価され、農林水産大臣賞の受賞となりました。 審査委員からは「山型の造形は光の落ち方がさまざまで、空間的にもよい。」「大判のパネルを並べた構造で、木材利用量が見込める。」「ただ納まりと設備面についてもう少し説明があると更によかった。」とのコメントがありました。