家の記憶ー束ねて、つなぐー
作品紹介
本提案は民家の取り壊しの際に発生する廃材をCLTとして再利用するものである。 身長が刻まれた柱、落書きされた戸板、傷付いたちゃぶ台、日焼けして色褪せた縁側、民家にはそこに生きた住民の歴史が刻み込まれている。 その歴史を残し、継承することが出来たなら、未来はどのように変わるだろうか。新たな住まいの中で、それらは壁として、床として、家具として、再び住民と共に歴史を刻んでいく。 CLTは単なる新素材ではなく、住民と民家の歴史を束ね、未来へつなぐ記憶装置としての役割を果たす。
作品概要
受賞部門 | アイディア部門 |
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受賞年 | 2016年 |
賞の種類 | 審査委員賞 |
受賞者 | 若田部 翔真 |