*結果および審査・作品の詳細発表(1/30)

最終審査の模様と作品の詳細を公開しました。


最終審査会経過について

本コンペは「CLTの良さを引き出す2階建てで延床面積が150~160m2の戸建て住宅の新しい提案」というテーマの設定で行われました。

合計で45作品の応募があり、7作品が1次審査を通過しました。

最終審査は2017年12月11日に公開の形で行われ、候補チーム関係者18名、CLT協会関係者15名に加えて、約40名の見学参加がありました。

提案者は持ち時間10分でプレゼンテーションと質疑応答を行いました。その後、審査員の浅井愼平氏(写真家)、五十田博氏(京都大学生存圏研究所教授)、谷尻誠氏+吉田愛氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE)、窪田健太郎氏(ライフデザイン・カバヤ専務取締役)の間で、提案者への質問も挟みながら議論が交わされました。

審査員により、推す作品が分かれ予定時間を超えて活発な討議が行われました。

 議論の中間時と最後の順位付けの投票を行い(当日欠席となった涌井史郎氏(造園家)には事前に順位付けの投票をしていただいており、この票も含めた)、最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作と2点を決定しました。

最優秀賞受賞者は、モデルハウスの実現に向けて協賛企業であるライフデザイン・カバヤと基本設計契約に向けて交渉することとなりました。

 

各作品について

[最優秀賞]木箱の家 /  柿木 佑介 + 廣岡 周平

CLTの持つ構造的特徴を前面に出した案で、CLTの大きさ、重厚さ・力強さがシンプルに表現されており、また、モデルハウスとなった際も来場者が生活をイメージしやすくCLTや建物の機能の説明・理解がしやすいプランであることも高く評価され、最優秀賞となりました。1F、2F、屋根を90度ずつずらして積層するというアイディアにより変化に富む内部・外部の空間が生まれること、構造についてはリアリティーとハードルの高さが同居した実現可能なチャレンジであることも支持を集めました。

 

[優秀賞]おおきな木の幹に住む / 佐藤 桂火 + 平岩良之

採光を意識した大きな開口と開放的な空間が評価され、優秀賞に選出されました。木の幹を思わせる四角い筒の4隅からCLTの床板がはね出すデザイン。CLTがヤジロベエのようにバランスを取り、CLTの魅力と構造的な可能性を示唆する作品でした。それぞれのスペースは床の高さや空間の大きさが異なることで、違った視界が広がり、床板の半分は外部に跳ね出しているため、家だけではなく街の中に住むような感覚が得られますが、プライベート空間と外部空間の考え方については審査員内でも意見が分かれました。

 

[佳作]窓辺の棲み家 / 西川 拓

CLTが得意とする箱型のメリットを生かしつつ、できるだけCLTの材積を必要最小限にとどめる工夫がなされており、実現性の高い作品であることも評価され、佳作に選ばれました。CLTを使って大きな窓を構成し、この窓を寄せ集めることで構造的にも安定させるアイディアで、様々なバリエーションに発展できると肯定的な意見が出ました。一方、ブティックなどの商業施設にすると非常に魅力的だが、住宅への適応するに当たり検討すべき点が多いとの課題も挙げられました。

 

[佳作](CLT×Landscape)House  / 齋藤 隆太郎

CLTだけでつくり切るシンプルで純度の高い作品であること、使用用途が特定された部屋ばかりではなく、空間を自由に使える部屋が含まれていることによる居住性の高さ、生活することを考えたリアリティーがあり勇気のあるプレゼンと評価され、佳作に選出された。外装もCLTを素地利用し、ガラス繊維シートや防水塗料でカバーする提案。建築として2次部材が少なく、プロポーションの美しさを評価する一方で、CLTの構造特性が水平構面へのメリットに限られていることから今のままでは物足りないと感じるとの意見もあった。

 

水に浮かぶガラスの住まい / 菊井 進二朗

 CLTの特長をいかしたピロティ・キャンチレバー形式で、建物外周に配置したガラス張りの廊下による開放感性と、建物中央に位置する光庭、北側に配置する水盤が個性的な提案。CLTの素地を現しにすることで木材の無垢の力強さを表現すると共に、外壁面は耐久性を考慮し雨がかりを極力減らすように工夫水盤を水鏡に見立てることでCLTの素材を軽やかに見せている工夫が示されました。

 

組み板架構体の家 / 織田 圭介

家、庭、外の境界を曖昧にすることで、床面積以上の感覚的な広さを感じつつ、家と庭と外の場がつながる居心地のいい住まいの提案。三角形のCLT架構体で空間を囲い、分節するプランで、要素として、架構体は交差型と囲型を組み合わせること、斜めの壁を開口に使うこと、内装と外装を同素材で仕上げることの3つを基本としており、斜めの壁は、フェンスや他の方法で利用することも可能であることが示されました。

 

光と風のゲート / 廣瀬 隆志

調湿性能、蓄熱性能に着目した作品で、目に見えない空気の質や数値化しにくい省エネ性能を重視し、一般的な省エネ住宅から一歩進んだ、将来に向けた炭素ストックとして付加価値がつくような建物の提案でした。大小さまざまな門型フレームを同じ向きに、雁行型に組み合わす形状で、アプローチから見える建物の外観に表情をつけると共に、大きな梁を用いずに8mの無柱空間を実現するというアイディアでした。

 

多数のご提案いただいた応募者のみなさまをはじめ、関係者のみなさんに心から御礼を申し上げます。また、本コンペがきっかけとなって建築家・構造エンジニアの方々がCLTという材料に触れて新たなアイデアをあたため、実務に展開されますよう願っております。

 

(文責:CLTデザインコンペ2017 事務局)

 

審査結果

■最優秀賞

木箱の家 /  柿木 佑介 + 廣岡 周平

プレゼンテーションPDF  模型写真

 

■優秀賞

おおきな木の幹に住む / 佐藤 桂火 + 平岩良之

プレゼンテーションPDF  模型写真

 

■佳作

窓辺の棲み家 / 西川 拓

プレゼンテーションPDF  模型写真

 

■佳作

(CLT×Landscape)House  / 齋藤 隆太郎

プレゼンテーションPDF  模型写真

 

■最終審査選出

水に浮かぶガラスの住まい / 菊井 進二朗

プレゼンテーションPDF

 

組み板架構体の家 / 織田 圭介

プレゼンテーションPDF  模型写真

 

光と風のゲート / 廣瀬 隆志

 

最終審査終了

(2017年12月12日)

昨日、最終審査を実施し、授賞作品を決定しました。
詳細は後程お伝えします。

 

 

<最終審査 プレゼン作品>

(2017年11月30日)

住宅部門(作品名/応募代表者)

 15:00 審査説明
 15:05 水に浮かぶガラスの住まい / 菊井 進二朗
 15:16 窓辺の棲み家       / 西川 拓
 15:27 おおきな木の幹に住む   / 佐藤 桂火
 15:38 組み板架構体の家     / 織田 圭介
 15:49 木箱の家         /  柿木 佑介 + 廣岡 周平
 16:00 光と風のゲート      / 廣瀬 隆志
 16:11 (CLT×Landscape)House / 齋藤 隆太郎

 

1次審査終了、2次公開審査のお知らせ

(2017年11月20日)

1次審査を行いました。計7作品が最終候補作品となりました(通過者には個別にご連絡しております)。

最終審査を下記日程で開催します。スター誕生部門の最終審査も同日に行います。どなたでもご参加いただけますので、最寄にお越しの際は是非お立ち寄りください。コーヒーとお菓子とCLTをご用意しております!

 

  日 時: 2017年12月11日(月)*同日結果発表

       スター誕生部門 13:00~

       住宅部門    15:00~

  場 所: FinGate Kayaba(google map)

  詳 細: PDF

 

 

<ご応募できなかった皆様へ **お詫び**>

昨日10/10締切で応募を受け付けておりました、CLTデザインコンペ・住宅部門について、受信用のメールサーバーがいっぱいになってしまい、受付できなかった方がいらっしゃいます。大変申し訳ございませんでした。

サーバーの容量を見直しましたので、再度お送りくださいますようお願いいたします。

本日中に再送いただくか、ご連絡いただいた方までを対象とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

また、ご応募いただいた方には、順次メールで受付連絡をさせていただいております。10/12(木)までに連絡がない場合は下記連絡先までお問い合わせください。

申込先:compe@clta.jp

連絡先:03-5825-4774

 

 

<追加・変更情報> 

(2017年9月20日)

質問事項と回答を更新しました。

 

(2017年9月13日)

審査員の紹介とメッセージのコーナーを追加しました。

 

(2017年9月11日)

敷地周辺写真を追加しました。様々な角度から建設予定地の様子をご確認いただけます。

 

(2017年9月8日)

審査員が追加になりました! 建築家でSUPPOSE DESIGN OFFICE代表のおふたり、谷尻誠さん+吉田愛さんにも審査に加わっていただきます。

 

(2017年8月24日)

募集対象建物について(1)敷地条件の変更と(2)設計与条件の追記しておりますのでご確認ください。(変更及び追記部分は赤字にしております)

■変更の理由

設計検討をしていただくにあたり、より敷地の広い候補地を選択しておりましたが、この度社内精査により広く多くの方に見ていただいて、体感していただくには岡山中心部に近い候補地にすることが、CLTを活用した建物にとって、より効果的だと判断いたしました。(ライフデザイン・カバヤ)

 

CLTデザインコンペ 2017 趣旨

日本CLT協会が一般社団法人として活動を開始してから3年が経ちました。国産材を使ったCLT材料の特性につきましては多方面からのご協力により、強度、断熱、防耐火性能等の各種基準化が進み、法制度も整いました。

しかし、CLTの特性を活かして造形力とエンジニアリングの力を融合させ、新たな空間を作り出す試みは緒についたばかりです。当協会では、他材料、他構造の置き換えから一歩進んだ、CLTならではのデザインが生まれることを期待して、CLTデザインコンペ2017を開催します。

意欲のある若手から実績を積まれた実務者まで多くの建築家・構造エンジニアのみなさんからの応募をお待ちしています。

 

募集概要

日本CLT協会は、CLTデザインコンペの協賛企業であるライフデザイン・カバヤ株式会社のモデルハウスのための戸建て住宅の提案を募集します。同社では岡山県岡山市中区のカバヤの森に、CLTを使った2階建てで延床面積が150~160㎡のモデルハウスの建設を計画しています。当協会はCLTの良さを引き出す戸建て住宅の新しい提案を募集します。最優秀作品をもとに、ライフデザイン・カバヤ株式会社のモデルハウスとして実際に建設されます。

 

募集要領

■募集内容

CLTの良さを引き出す2階建てで延床面積が150~160m2の戸建て住宅の新しい提案

 

■主催者

一般社団法人 日本CLT協会  (住宅部門協賛企業:ライフデザイン・カバヤ株式会社)

 

■応募資格

・建築を学ぶ学生(大学生、大学院生、専門学校生)および実務経験のある社会人。

・年齢不問。CLT設計の実績の有無は問いません。

・複数名によるチームでの参加は可能ですが、企業としての参加は不可です。

・最終審査の公開プレゼンテーションに参加できること。

・同時開催のアイデアコンテスト、デザインコンペ事務所部門への同時応募もできますが、事務所部門にて候補者に選抜された場合は当部門への応募は辞退いただきます。

 

■応募締切

2017年10日10日(火)必着

 

■応募方法

compe@clta.jp宛てにメールをお送りください。

メールの件名は「住宅部門応募」とし、下記必要事項を本文にご記入の上、応募書類を添付のうえ送付ください。

  1. 応募代表者 氏名:
  2. 応募代表者 所属:
  3. 応募代表者 メールアドレス:
  4. 応募代表者 電話番号:
  5. チームで応募の場合 チーム名:
  6. 代表者以外の応募者メンバー 氏名(複数の場合、全員の氏名)

 

■質疑受付

2017年9日20日(火)まで、メールにて受け付けます。

compe@clta.jp宛てで、件名は「住宅部門質疑」としてお送りください。

最終回答は9月29日(金)に募集ページ上に掲載します。

なお、質問に対する回答内容は本要領の追加又は修正とみなします。

 

募集対象建物

(1)敷地条件

・所在地:岡山県岡山市中区東川原245-1(カバヤホーム岡山東店)

建設予定地写真(他の角度からの写真は下記の「敷地周辺写真」よりダウンロードいただけます)

  建設予定地の詳細資料は下記よりご確認ください。

  敷地図と敷地求積図、現況参照図 / 付近見取図 / 区域区分・用途地域  敷地周辺写真

・敷地面積:824.04㎡

・区域区分:都市計画区域内

・用途地域:第2種住居地域・第1種中高層住居専用地域

・建ぺい率:60%

・容積率:200%

・防火地域:建築基準法22条区域内

 

(2)設計与条件

用途:住宅(モデルハウス)

構造:木造、ただしCLTを用いること

延床面積、階数:150~160㎡、2階

駐車場:8台(お客様用)+6台(従業員用)

予定工事費:8,000万円~1億円程度(建築・外構・電気・機械設備工事費含む)

 ※内容により金額の変更可能性あり

・お客様用と従業員用の駐車場位置を別々とすること

・従業員用入り口を設けること

・事務所スペース(6名+ミニキッチン)を設けること

 

■応募書類

メールの添付にてA3(420ミリ×297ミリ)2枚のPDFデータで応募してください。

応募書類にはパースと図面の2点を入れるようにしてください。書式は自由です。データ容量は最大10MBまでとします。

 

■応募点数

応募者1名もしくは1グループにつき1点。

 

■応募上の注意

ア)応募作品の中には、個人・団体等を特定する記載はしないでください。

イ)応募データには作品以外のものが一緒に入らないように、また、天地が逆にならないよう応募してください。

ウ)グループで応募する際は、グループ名を記載してください(企業名での応募は不可です)。

 

■選考方法

審査は2段階方式です。1次審査通過者には公開の2次審査で5分程度のプレゼンテーションをしていただきます。

現在の予定は以下の通りです。

 

2017年11月頃  1次審査

12月11日(月) 公開2次審査会(プレゼンテーション、質疑応答あり)、同日結果発表

2018年1月下旬  日本CLT協会ホームページ上にて公表

 

■審査

下記のメンバーからなる「CLTデザインコンペ住宅部門審査委員会」にて審査の上、決定します(1次、2次審査共)。

 

浅井 慎平(写真家)

五十田 博(京都大学 生存圏研究所教授)

涌井 史郎(造園家)

窪田健太郎(ライフデザイン・カバヤ㈱ 専務取締役)

谷尻誠+吉田愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

(敬称略)

 

審査員のご紹介/メッセージ

浅井 慎平(写真家)

略歴

1937年 愛知県瀬戸市生まれ
早稲田大学政治経済学部中退
日本広告写真家協会賞、東京アートディレクターズクラブ最高賞、日本写真協会作家賞等、受賞多数
写真表現の他に文芸、工芸、映画製作、音楽プロデュース等、幅広く活動
著書多数。

 

 

五十田 博(京都大学 生存圏研究所教授)

略歴

1965年新潟県生まれ。1990年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、信州大学工学部助手、建設省(現国土交通省)建築研究所主任研究員、信州大学工学部准教授、同教授を経て、2013年より京都大学生存圏研究所教授、現在に至る。専門は、木造住宅の耐震安全性に関する研究、中層大規模木造建築の開発と性能評価、CLT等の新素材や新たな構造システムの開発と構造性能評価など。

 

 

応募者へのメッセージ

CLTは比較的大規模な建築物のイメージがありますが、住宅に展開しても、これまで木造住宅ではできなかった空間構成が可能と考えられます。CLTというシーズからできる住宅ももちろんありますが、逆に空間の美を追求するニーズからCLTが選ばれることもあるように思います。ざまな観点からの自由な発想を期待します。

 

 

涌井 史郎(造園家)

略歴

1945年生まれ
1972年 東京農業大学 農学部造園学科に学ぶ。現在、社団法人国際観光施設協会・副会長、東京農業大学・客員教授、(財)とうきゅう環境浄化財団・理事、東京都市大学環境学部・教授など多方面で活躍。黄綬褒章受章、日本公園緑地協会「佐藤国際交流賞」受章。「景観十年、風景百年、風土千年」と唱え、人と自然の空間的共存を図る造園技術をベースに数多くの作品や計画に携わっている。

 

 

窪田 健太郎(ライフデザイン・カバヤ㈱ 専務取締役)

 略歴

1962年岡山県生まれ。金沢工業大学 工学部 建築学科を卒業後し、大手ゼネコン会社を経て、ライフデザイン・カバヤへ入社。設計、営業業務に従事し、2004年に取締役就任。現在は専務取締役として社内の舵取りを担っている。住宅会社から木造によるゼネコンまで、CLT建築を含む“木”で囲まれた街づくりを目指し、日本の風景を変えてゆきたいと願っている。

 

 

応募者へのメッセージ

ライフデザイン・カバヤはCLTの可能性を住宅・建築業界の未来ための取り組みを続けてまいりました。今回のデザインコンペでは、戸建てCLTだからこそ創り出せるカタチや空間を発想し、新たな感動と魅力を引き出すことに挑戦してみてください。みなさんの情熱がこもったアイデアをお待ちしています。

 

 

谷尻 誠+吉田 愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

略歴(谷尻 誠)

1974年広島県生まれ。1994年穴吹デザイン専門学校卒業、1994年~1999年本兼建築設計事務所、1999年~2000年HAL建築工房、2000年建築設計事務所Suppose design office 設立、2014年SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 設立 、同社代表。穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学 客員教授大阪芸術大学准教授。

 

 

略歴(吉田 愛)

1974年広島県生まれ。1994年穴吹デザイン専門学校卒業、1994年㈱井筒、1996年~1998年 KIKUCHIDESIGN 、2001年~建築設計事務所Suppose design office 、2014年 SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 設立1996年KIKUCHIDESIGN  、2014年SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 設立、同社代表。

 

 

 

応募者へのメッセージ

いま私達が見ている街の風景は数十年単位という意外にも短い期間で大きく変化していっているように思います。既成概念にとらわれず、これからの新しい暮らし方のきっかけとなる多様性をもったアイデアに出会えることを期待しています。

 

■賞品

 最優秀賞 1点:基本設計契約もしくは賞金100万円

 優秀賞  1点:50万円

 佳作   2点:30万円

 

■応募作品の活用

 応募作品については、日本CLT協会がおこなう広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。

 

 

ライフデザイン・カバヤ株式会社について

1972年、カバヤ小掘住研株式会社として設立、1990年にエス・バイ・エル・カバヤ株式会社に、2017年よりライフデザイン・カバヤ株式会社に社名変更。

CLTの取り組みは2014年より開始し、床材としてCLTを利用した自社のモデルハウスが2015年に完成。同社は非住宅事業にも力を入れており、住宅だけでなく事務所や集合住宅へのCLT利用も手掛けている。

同社ホームページ http://lifedesign-kabaya.co.jp/ 

 

耐力壁と水平構面にCLTを利用した同社の倉敷事務所。耐力壁の一部を燃えしろ設計として、室内側でCLTがそのまま見えるようになっている。

 

応募にあたり(参考)

・応募作品は応募者本人自作のもので国内外において未発表作品に限ります。

・応募作品の制作および送付における費用はすべて応募者がご負担ください。

・主催者は提出物受理後、応募作品の管理について万全の注意を払いますが、天災、その他不慮の事故・破損・紛失については一切の責任を負いません。

・提出された作品および資料は返却いたしません。

・作品の受付および審査において、応募者に問い合わせすることがあります。

・公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているものについては、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。なお、その場合に生ずる損害について賠償は一切おこないません。

・応募作品の意匠、特許、実用新案、商標、著作権などに関する全ての知的財産権は応募者にあります。そのためこれを保護する責任は応募者本人となりますので、応募の際は応募者が自ら必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。応募作品につき著作権等の侵害による争議が生じた場合、日本CLT協会は一切の責任を負いません。

・ただし主催者は、受賞作品および応募作品を展示会やウェブサイト、プレスリリースその他各種媒体で使用することができます。この際併せて、「受賞者および応募者の氏名、年齢、住所(都道府県名に限る)」につき、公表する場合があります。

・最優秀賞受賞者は、予算(平成21年国土交通省告示第15号にもとづき、プロジェクト独自の算定基準による)の範囲内で、ライフデザイン・カバヤ株式会社と基本設計業務契約の締結交渉を行うことができます。契約までの間に最優秀賞受賞者の失格事項が判明した場合又は辞退した場合は、優秀賞受賞者との交渉となります。

・本コンペ終了後、設計・建設プロセスにおいて、CLTの広報・普及に役立つと考えられる検討過程は、コスト情報を含めウェブサイト上で公開する予定です。

 

個人情報の取り扱いについて

・本イベント応募者の個人情報は、次の目的で使用します。

  ✓本イベント審査・結果発表のため。

  ✓本イベントに関する確認事項の連絡。

・本イベント応募者の氏名などは、主催者が発行する広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。

・上記目的のほか、ご本人の同意を得た範囲内で利用させていただく場合があります。

・本コンテスト応募者の個人情報は、ご本人の同意なく利用目的達成に必要な範囲以外の利用および第三者への開示・提供はいたしません。ただし、法律のもと正当に請求された場合はこの限りではありません。

 

質問事項と回答(9/20更新)

電子メールにより寄せられた質問事項及び回答は次のとおりです。(順不同)

 

質問01

提出用紙A3二枚について、タテ使いで提出することは可能でしょうか?

回答01

縦使いでの提出も可能です。

 

質問02

2者の連名で応募予定ですが、応募代表者の欄に、「〇〇+△△」などの連名で記載していただくことは可能でしょうか。

CLTの設計においては構造設計者の役割が重要と考えます。そのため、意匠設計者だけで代表者とせず、「意匠設計者+構造設計者」の連名で代表者名とさせていただけないでしょうか。

回答02

応募代表者は連絡を取る際などの連絡先として記入いただくものです。

「チーム名」の所に「意匠設計者+構造設計者」などの形でご記入いただければ、公表時にはチーム名での表記をいたします。

 

 

日本CLT協会では、次回(2018年)以降のデザインコンペの題材/協賛企業を募集しております。

当協会の会員企業で来年以降の題材(具体の建物など)がございましたら、こちらよりご連絡をお願いします。