写真:撮影:平井広行

タマディック名古屋ビル

耐火性能が求められる規模の計画に対し、コンクリートと木材を適材適所に組み合わせて設計した。CLTをRC造の型枠として使い、CLTによりRC造を補強し、仕上げとしても使う工法としている。型枠兼用のCLTは、ロの字形の断面にしてチューブとして水平力に抵抗し、内蔵コンクリートとハイブリッド効果を持たせている。型枠としても利用するCLTの床板はRCスラブと一体化することにより、スラブの撓みを補強している。

竣工 2021年11月
延床面積 4243.07㎡
使用したCLT 530㎥
CLT利用部分 床、壁
CLTサイズ (床板最大)巾1790mm x 長さ 7400mm x 厚さ 120 mm(柱型最大)巾950mm x 長さ 3900mm x 厚さ 150 mm
構造 RC造(CLT利用)
設計ルート 大臣認定ルート
建物用途 事務所・庁舎
防耐火構造 耐火構造(2時間)
所在地 愛知県名古屋市中区
設計 意匠:株式会社 坂茂建築設計 構造:陶器浩一+高橋俊也構造建築研究所+飯島建築事務所
施工 株式会社 大林組 名古屋支店