CCU_01二階建てモデル棟(built in CLT CELL UNIT研究施設)
CCU_01 二階建てモデル棟は、『CLT CELL UNIT』を4台使用、離隔配置して、2層連層した二階建てモデル棟です。1台のユニットが負担可能な約4倍床面積とブレースレス構造が特徴のフラグシップモデル棟で、全ての外壁面は耐力負担しない為、全面開口が可能です。2020年に個別プラン評定を取得済みであり、事務所、店舗、住宅など幅広く活用可能なコンセプトモデルです。『CLT CELL UNIT』は、CLT材の柱壁、垂れ壁を日本古来の伝統技術である『蝶蟻(チキロック)』(雇さね)で強固に締結され、鉄骨架台上に鋼板挿入ドリフトピン接合で、一体化したユニット構造躯体です。CLTパネル材の接合に金物を全く使用しないことで、現し仕上げの美観確保が可能です。ユニット化による施工方法で単純化を図り、工期短縮が可能となって、かつ、建設業従事者/職人不足の問題の対策となり得るものです。ユニット利用と構成により、更なる高耐力化も可能であり、連結配置、離隔配置、さらには連層などにより、多様な利用が可能です。この『CLT CELL UNIT』をオープンプロダクトとして、コミュニティ形成し、皆で守り育て発展させ、価値そのものを新たにデザインして創造していくようなオープンイノベーションを可能とします。 ◆CCU(=『CLT CELL UNIT』)コミュニティ形成について 『CLT CELL UNIT』は、まるで”LEGOブロック”のように、並べたり重ねたりする建築工法を可能にした構造躯体です。現在、「一般評定」取得の段階にあり、最終的には、「図書省略認定(大臣認定)」取得推進するものです。CCUをオープンプロダクトとしてコミュニティ形成して、全国の設計事務所や工務店様など、多くの方々に参画頂き活用しながら、共に発展させ創造することの出来る「構造躯体」です。CCUに使われる部材や壁・屋根パネルなど多様な部材パーツも協働開発等が可能であり、CCU関連商品としてラインアップ拡張されていきます。
竣工 | 2022年3月 |
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延床面積 | 167.25㎡ |
使用したCLT | 29.4㎥ |
CLT利用部分 | 天井、床、階段、その他(ユニット躯体) |
CLTサイズ | (最大)巾 2280mm x 長さ 4580mm x 厚さ 90mm |
構造 | CLTパネル工法 |
設計ルート | ルート3 |
建物用途 | 研究・実験施設 |
防耐火構造 | その他 |
所在地 | 佐賀県唐津市肥前町中浦1636-5 又は、1636-7 |
設計 | 意匠設計:㈱Sai Design Architect 構造設計:㈱日本システム設計 |
施工 | ㈱采建築社 |