「木を知り・木を使い・木を活かすVol.8 東京大学大学院木質材料学研究室展」のご案内

東京大学五月祭にて展示されましたCLTパビリオンを、

表参道のギャラリー5610番館敷地内に移築設置して行う展覧会「木を知り・木を使い・木を活かす」が開催されます。

 

「木造を学ぶうえで、まずは自分で木を触りながら色々試して自分で作ってみることが原点」として指導を続ける稲山正弘教授のもと、

東京大学大学院木質材料学研究室の学生たちが新学期を迎えて最初に行う五月祭の木質パビリオンの設計コンペティションは、研究室の伝統といえます。

コンペティションで選ばれた2作品は、設計者と棟梁(製作担当責任者)を中心に実際のプロセスを想定し、

「材料の発注→加工→組み立て作業」を約3週間という短い日程で、全て学生たちの力で行われます。

その木質パビリオンを、5610番館敷地内に移築設置して行う展覧会は今年で8回目を迎えます。

毎回展示されるパビリオンには、いにしえの時代から人間のパートナーである木材を有効利用するアイデアがちりばめられ、

定理に裏付けられた構造体が建物のえんじ色に美しく映え、往来からも目を引く展示となります。

テーマは「流通材*を組み合わせた3次元架構による展示物」。

これからの時代にも使われ続ける木材の可能性と、その木材利用の裾野を広げる研究を日々行っている学生たちが建てるパビリオンをどうぞご覧ください。

材料は、36mm厚CLTとツーバイ材を使用しています。

期間:2023年5月31日(水)〜6月14日(水) 11:00AM〜5:00PM (会期中無休)

場所:5610番館正面・テラスにて

   〒107-0062東京都港区南青山5-6-10 5610番館(MAP