写真:撮影:ACプロ

南予森林組合事務所

単一のボールト屋根では力の流れが1方向ですが、本建物の連続円筒シェル構造は2方向に力が流れる構造であり、CLT板の2方向性を持つという特性が良く発揮できる構造形式です。 この構造形式では、下部構造において円筒シェル境界部分に最小限の耐力壁が必要となりますが、その部に高耐力のCLT耐力壁を配置することで、連続円筒シェルの下部を開放的な空間とすることができました。

竣工 2021年3月
延床面積 772.11㎡
使用したCLT 146.39㎥
CLT利用部分 屋根、壁、床(天井)
CLTサイズ (最大)巾 1500mm x 長さ 12000mm x 厚さ 150 mm
構造 木造軸組工法(CLT利用)
設計ルート ルート1
建物用途 事務所・庁舎
防耐火構造 防火構造
所在地 愛媛県北宇和郡鬼北町大字奈良4073-7
設計 意匠設計:新企画設計(株)、(株)SUEP 構造設計:(有)金箱構造設計事務所
施工 愛媛建設(株)